こんにちは、確定申告が大好きなお金に詳しい産婦人科医のDeppです。
2月は待ちに待った確定申告の季節です。
1年間頑張った節税の集大成を確認する日がやってきました。
お金を払って確定申告を業者にお願いする方もいますが、そんなことする必要はありません。
確定申告は誰でも簡単にできます。
安心してください。
この記事を読めば必ず誰でも確定申告できます。
- 外勤などで2か所以上から給与を受け取っている
- 健診バイトや原稿執筆による報酬を受け取っている
- ふるさと納税している
- iDeCoをやっている(※NISAは確定申告不要)
- 扶養控除を利用する
- 生命保険料控除や地震保険料控除を利用する
- 医療費控除を利用する
上記に当てはまる方はこの記事の通りに操作すれば確定申告できます。
ほとんどの方がこの記事だけで十分なはずです。
資料がそろっていれば所要時間は1時間程度です。
大丈夫です。
画像を使いながらこれ以上ないほどわかりやすく丁寧に解説しています。
少なくとも私が調べた範囲ではどこよりもわかりやすい自信があります。
確定申告が初めての方はこちらの記事を先に読んでみてください。
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今回はスマホを使った「e-Taxで提出(マイナンバーカード方式)」を解説しますが、「e-Taxで提出(ID・パスワード方式)」も操作方法はほとんど同じです。
このページをパソコンで見ながらスマホで操作するのがおすすめです。
お金が苦手な方、機械音痴な方、騙されたと思ってついてきてください。
医療従事者じゃなくても大丈夫です。
最後までお供します!
初めて確定申告する方、久しぶりで不安な方も是非読み進めてください。
(☟ここから見たいページにスキップもできます)
この記事の内容
- 確定申告にはどのような方法があるのか
- 確定申告に必要なものは何か
- スマホで確定申告する方法(これ以上ないほどわかりやすく解説!)
- 収入・所得金額の入力方法(2ページ目にスキップ)
- 支出に関する控除の入力方法(3ページ目にスキップ)
- 本人と親族に関する控除の入力方法(4ページ目にスキップ)
- 所得・控除入力後から確定申告が終わるまでの解説(5ページ目にスキップ)
確定申告の方法
確定申告を自分で、かつ無料で簡単に行うには「e-Tax」を利用するのがおすすめです。
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e-Taxを使えば確定申告がネットで完結します。
税務署に提出するときより還付金が早く振り込まれるのもメリットです。
e-Taxでの確定申告の方法は3種類あります。
- 印刷して税務署に直接提出(郵送)する
- e-Tax(マイナンバーカード方式)で提出
- e-Tax(ID・パスワード方式)で提出
昨年は「e-Tax(ID・パスワード方式)で提出」する方法を解説しました。
今回はスマホを使った「e-Tax(マイナンバーカード方式)で提出」する方法を解説していきます。
特徴はこんな感じです。
- スマホとマイナンバーカードがあれば利用できる
- スマホだけで完遂できる
- 書類の郵送や提出が不要
昨年よりも使い勝手はよくなった気がします。
誰もがスマホを持つ時代なので、この制度はありがたいです。(対応機種はこちらでご確認ください)
他の方法では始め方や必要なものが少し違いますが、どの方法を利用しても基本操作は同じです。
サイトの案内通りに作業すればどんどん申告書が完成していきます。
必要書類の確認
確定申告のためには様々な書類が必要です。
いざ確定申告を始めてから必要書類を探すとわけがわからなくなってしまうので、次の書類は最低限用意しておきましょう。
- 源泉徴収票
- 原稿料や講演料の支払通知書
- 寄附金受領証明書(ふるさと納税している場合)
- 小規模企業共済等掛金控除証明書(iDeCoを利用している場合)
- 生命保険料控除証明書(生命保険などに加入している場合)
- 地震保険料控除証明書(地震保険に加入している場合)
- 医療費領収書(医療費控除やセルフメディケーション税制を利用する場合)
それぞれの必要書類についてはこのあと詳しく解説します。
とりあえずわかる範囲で用意してください。
「e-Tax(マイナンバーカード方式)で提出」する場合はこれらに加えてマイナンバーカードとスマホが必要です。
準備ができたらスマホを手に取って確定申告スタートです!
確定申告の下準備
最低限の準備が整ったらスマホから国税庁のサイトにアクセスします。
このページはブックマークしておくと便利なのでブックマークしておきましょう。
「雑(その他)」は他の9種類の所得のいずれにも当てはまらない所得、「一時」は生命保険の一時金などが該当します。
チェックが終わったら「確定」をタップします。
「雑所得」と「一時所得」については簡単におさらいしておきましょう。
- 「雑所得」の具体例
-
- 原稿料
- 公的年金
- 講演料
- 印税
- アフィリエイトやオークションでの収入
- FXや外貨積立預金による収入 など
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- 「一時所得」の具体例
-
- 懸賞や福引きの賞金品
- 競馬や競輪の払戻金
- 生命保険の一時金や損害保険の満期返戻金等
- 法人から贈与された金品
- 遺失物拾得者や埋蔵物発見者の受ける報労金等
- ふるさと納税の返礼品
- 商品の取り引きで得たポイント(楽天ポイントやPayPayの残高付与など)
- マイナポイント(最大5000円)
- GoToトラベルの利用で浮いた旅行代2分の1
- GoToEatで得たポイント(一人当たりランチ500円、ディナー1000円のあれ)
- すまい給付金等
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「雑所得」は20万円未満、「一時所得」は50万円未満の場合申告は不要です(税務署に確認済み)。
ただし、原稿料や講演料が源泉徴収されている場合は申告しないと無駄に税金を払うことになります。
明細で源泉徴収されていたら、天引きされた所得税を取り戻すために必ず申告しましょう!
よくわからなければとりあえずチェックを入れておいてください。
ちなみに「上記以外の所得」は次のような所得が該当します。
該当する方は説明しなくても自分で確定申告できると思うのでここでは説明しません。
ここにチェックを入れるとこれから説明するフローとは進行が異なります。
チェックしてから「確定」をタップすると下に新たな項目が出現します。
今回はマイナンバーカード方式を選択しています。
最後に「次へ」をタップ。
税務署で発行された「ID・パスワード方式の届出完了通知」が手元にあれば「ID・パスワード方式」でもオッケーです。
※住宅ローン控除がある場合はこれから説明するフローと画面が異なります。
インストールすることでマイナンバーカードをスマホで読み取れるようになります。
スマホカバーがあるとうまく読み取れないことがあるので、その場合は外しましょう。
読み取りが完了したらマイナンバーカードを離します。
間違いがないか確認します。
大丈夫そうなら「次へ」をタップ。
設定済みの方は活用してください。
「なにそれ?」っていう方は全部「いいえ」でいいです。(私も未連携です)
このような画面が出てきます。
これで下準備完了です!
データを保存する方法
いったん休憩と行きたいところですが、その前にここまでのデータを保存しましょう。
保存することで万が一データが消えてしまったりしても保存したところから再開することができます。
ダウンロードができれば保存完了です。
保存したデータははじめにブックマークしたページから読み込むことができます。
RPGをやってるつもりでこまめにセーブしておきましょう。
保存したデータをパソコンで開けないか試しましたが、残念ながらできませんでした。
スマホで保存したデータはスマホでしか利用できません。残念。
ここまで済んだらいったん休憩しましょう。
次のページでは「収入・所得金額の入力」を解説していきます。