【医者のための初めての確定申告2020】「所得から差し引かれる金額」の入力

ここではe-Taxの「所得から差し引かれる金額」の入力について解説していきます。

確定申告の方法と「収入金額等」の入力についてはこちらを確認してください。

あわせて読みたい

こんにちは、お金に詳しい産婦人科医のDeppです。   初期研修を終えた医師は基本的に確定申告しないといけません。 [sitecard subtitle=あわせて読みたい url=https:[…]

あわせて読みたい

ここではe-Taxの「収入金額等」の入力について解説していきます。 確定申告の方法と「所得から差し引かれる金額」についてはこちらを確認してください。 [sitecard subtitle=あわせて読みたい […]

ここでは次の項目の入力方法を解説していきます。

  • ふるさと納税の控除
  • iDeCoの控除
  • 生命保険などの控除
  • 地震保険の控除
  • 医療費控除・セルフメディケーション税制

控除とは差し引くことであり、すべて節税につながります。

脱税は禁忌ですが、節税は第一選択です。

取りこぼしがないように気合を入れていきましょう。

「所得から差し引かれる金額」の入力

様々な項目がありますが、すべて関与するとは限りません。

厳選していきましょう。

所得とそれぞれの控除についてはこちらをチェック!

あわせて読みたい

こんにちは、お金に詳しい産婦人科医5年目のDeppです。   ここまでお金の基本的な考え方について解説してきました。 こちらにまとめているのでよかったら読んでみてください。 [sit[…]

ふるさと納税の控除(寄附金控除)

昨年ふるさと納税した方は申告が必要です。

申告しないとただ割高な買い物をしたことになってしまいます。

(ワンストップ特例制度の申請をしている方は確定申告での申告は不要です)

ふるさと納税についてはこちらをチェック!

あわせて読みたい

こんにちは、お金に詳しい産婦人科医のDeppです。   この記事では今までに紹介した「ふるさと納税」に関連する記事をまとめています。 この記事の内容 ふるさと納税に関する記事のまとめ […]

はじめに「寄附金受領証明書」を用意する必要があります。

ふるさと納税すると送られてくる紙です。この紙には

  • 寄附金受領証明書
  • 寄付者氏名
  • 寄付金額
  • 寄付日
  • 自治体名

が記載されており、ふるさと納税した数だけ手元にあるはずです。

すべて用意し、自治体ごとにまとめておくとこの後の入力が楽です。日付はバラバラでかまいません。

寄附金受領証明書が用意できたら「寄付金控除」をクリックします。

次のような画面が表示されるので、「入力する」をクリック。

入力画面が表示されるので、画像の通りに寄附金受領証明書の内容を入力しましょう。

同じところに複数回ふるさと納税している場合、「同じ寄付先をもう1件入力する」をクリックすれば自治体の選択を省略できます。

ふるさと納税した回数が多い自治体から入力していくとスムーズです。

別の寄付先を入力する」をクリックすると、新たな寄付先の入力画面になります。

ふるさと納税した回数分だけ入力し、すべて終わったら「入力内容の確認」をクリックします。

入力漏れやミスがないことを確認出来たら「次へ進む」をクリック。

計算結果確認画面が表示されます。

控除額は寄付金額-2000円になっているはずです。(所得が未入力の場合は0円になります)

確認出来たら「OK」をクリック。

メイン画に戻りました。

寄付金控除額の欄が正しく埋まっているはずです。

これでふるさと納税の控除は終了です。

iDeCoの控除(小規模企業共済等掛金控除)

iDeCoをやっている方は必ず申告が必要です。

申告しないとせっかくの節税のチャンスを逃してしまします。

iDeCoについてはこちらをチェック!

こんにちは、お金に詳しい産婦人科医のDeppです。   これまでiDeCoに関する記事を書いてきたので、一度まとめたいと思います。 これを読むことでiDeCoのメリットや、どうして始めるべきかが理[…]

必要な書類は10月ごろに届くこのハガキだけです。

中はこのようになっています。

ここの「合計金額」が必要になります。

上の場合は144,000円です。

準備ができたら「小規模企業共済等掛金控除」をクリック。

入力画面が出てくるので、先ほどの「合計金額」を画像のように入力します。

入力が終わったら「次へ進む」をクリック。

メイン画面に戻ってきます。

「小規模企業共済等掛金控除」の欄がうまく埋まっています。

これでiDeCoの控除は終了です。

ときどき勘違いしている方がいますが、iDeCoとNISAは全くの別物です。

NISAは確定申告と全く無関係なので、NISAのことは今は忘れてください。

生命保険などの控除(生命保険料控除)

生命保険介護医療保険個人年金保険に加入している場合、「生命保険料控除」を受けることができます。

加入していると10月ごろに「生命保険料控除証明書」というハガキが届きます。

この「生命保険料控除証明書」が手元にある方は用意してください。

該当する保険の数だけハガキが届いてるはずです。

勤務先に年末調整の書類と一緒に「生命保険料控除証明書」を提出してる場合、源泉徴収票に生命保険料控除の金額がすでに記載されているはずです。

その場合はここでの入力は不要です。

準備ができたら「生命保険料控除」をクリックします。

次のような画面が出てくるので「入力する」をクリック。

入力画面です。

案内通りに入力します。

生命保険料控除証明書に記載されていますが、最近入った保険であれば新制度のはずです。

証明書が何枚かあるのであれば「続けてもう1件入力」、すべての入力が終わったら「入力内容の確認」をクリック。

入力されていることが確認出来たら「次へ進む」をクリック。

計算結果確認画面が表示されます。

支払った保険料によりますが、それぞれ最大40,000円なので最大合計120,000円控除されます。

確認できたら「OK」をクリック。

メイン画面に戻ります。

正しく入力されていることが確認出来たら生命保険料控除は終了です。

生命保険料控除証明書を受け取ったあとに保険を解約した場合、証明書の内容と金額が異なってしまいます。
その場合は保険会社に連絡して控除証明書を再発行してもらいましょう。

地震保険の控除(地震保険料控除)

地震保険に加入している場合、地震保険料控除を受けることができます。

地震保険についてはこちらをチェック!

こんにちは、お金に詳しい産婦人科医のDeppです。   新築マンションを購入し、現在火災保険と地震保険について絶賛勉強中です。 火災保険については何となく方針が見えてきました。 […]

地震保険に加入すると、加入後にこのような書類を受け取ります。

ここの「控除対象保険料」が必要になります。

(上の画像は今年に加入したもののため、実際に確定申告で控除されるのは来年になります。今回は説明のために利用しています。)

準備ができたら「地震保険料控除」をクリックします。

次のような画面が表示されたら「入力する」をクリックします。

先ほどの情報を案内通りに転記して、終わったら「入力内容の確認」をクリック

入力内容を確認したら「次へ進む」をクリック。

計算結果確認です。

地震保険料の最高金額は50,000円です。

確認出来たら「OK」をクリック。

メイン画面に戻りました。

入力されたことが確認出来たら地震保険料控除は終了です。

医療費の控除(医療費控除)

一年間の医療費が一定金額を超えると、「医療費控除」を受けることができます。

医療費控除が受けられるかどうかは、こちらを読んで確認してみてください。

あわせて読みたい

こんにちは、お金に詳しい産婦人科医のDeppです。   私たちが給与を受け取ると所得税がかかります。 所得税は安くはありませんが、所得控除を使えば所得税を減らすことができます。 […]

ざっくりいうと、一年間の

  • 医療費が10万円以上
  • 薬局で買ったOTC医薬品代が1万2千円以上

であれば適応されます。

それぞれ医療費控除とセルフメディケーション税制があり、どちらか一方しか選択することができません。

どっちの方がいいか見極めてから申請しましょう。

はじめに1年分の医療費をまとめます。

まとめ方は自由ですが、個人的にはエクセルを使ってまとめるのがおすすめです。

こちらで解説していますのでチェックしてみてください。

あわせて読みたい

こんにちは、お金に詳しい産婦人科医のDeppです。   前回は節税のための医療費控除・セルフメディケーション税制について解説しました。 [sitecard subtitle=あわせて読みたい […]

今回はこのエクセルを使って入力していきます。

準備ができたら「医療費控除」をクリックします。

次のような画面が表示されるので、該当する方を選びます。

今回は左側の「医療費控除」の入力方法を解説していきます。

医療費控除を適応する」をクリックすると、次のような画面が表示されます。

入力方法はいくつかありますが、自分で作成したエクセルから一つ一つ入力するのであれば「医療費の領収書から入力して、明細書を作成する」をチェックして「次へ進む」をクリック。

次の画面が表示されるので「入力する」をクリック。

入力画面が表示されます。

ここまできたら、あらかじめ作成した医療費のエクセルファイルを開きます。

私は交通費を図のように通院ごとにまとめて申請しています。

医療費は病院・薬局ごとにまとめることができるので、エクセルで次のように選択して合計金額を確認します。

この金額と情報を入力画面で入力します。

続けて入力する場合は「続けてもう1件入力」、すべての入力が終わったら「入力内容の確認」をクリックします。

もっと簡単な入力方法があるかもしれませんが、私はこのやり方で落ち着きました。

やり方は自由なので、あとは個人で工夫してみてください。

すべての入力を終えて「入力内容の確認」をクリックするともとの画面に戻ります。

内容が確認出来たら「次へ進む」をクリック。

確認画面が出てきます。

次へ進む」をクリック。

メイン画面に戻りました。

医療費控除の欄が埋まっていれば完了です。

医療費控除は他と比べるとやや骨が折れますが、背に腹は代えられません。

節税のためにもめげずに頑張りましょう。

データを保存したらいよいよ最終段階へ

お疲れさまでした。

これで一番の山場は終わりです。

すべてが無駄になってしまわないように、念のためデータを保存しておきましょう。

メイン画面の下にある「入力データの一時保存」をクリック。

入力中のデータをダウンロードする」をクリック。

保存ができれば完了です。

はじめの画面からいつでも作成再開できます。

これで「所得から差し引かれる金額」の入力は終了です。

収入金額等」の入力も終わっていれば、あとは最後の詰めだけです。

ゴールが見えてきました。

完走目指して頑張りましょう!

あわせて読みたい

こんにちは、お金に詳しい産婦人科医のDeppです。   初期研修を終えた医師は基本的に確定申告しないといけません。 [sitecard subtitle=あわせて読みたい url=https:[…]