こんにちは、お金に詳しい産婦人科医のDeppです。
初期研修を終えた医師は基本的に確定申告しないといけません。
こんにちは、お金に詳しい産婦人科医のDeppです。 研修医は2年間の初期研修を終えることで、晴れて専門の科に進むことができます。 新たな生活に慣れ、ようやく1年が終わろうとする頃、先輩のドク[…]
確定申告の期間は令和2年2月17日(月)から3月16日(月)までです。
還付を受けるための申告であれば上の期間を待たずに確定申告することもできます。
心配いりません、大丈夫です。
このブログを読めば初心者でも絶対に確定申告できるようになります。
- 外勤などで2か所以上から給与を受け取っている
- 健診バイトや原稿執筆による報酬を受け取っている
- ふるさと納税している
- iDeCoをやっている
- 扶養控除を利用する
- 生命保険料控除や地震保険料控除を利用する
- 医療費控除を利用する
上記に当てはまる方はこの記事の通りに操作すれば確定申告できます。
一般的な医師であればこの記事だけで事足りるはずです。
資料がそろっていれば所要時間は1時間程度です。
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この記事の内容
- ネットで確定申告する方法について図解しながら詳しく説明
確定申告の方法
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確定申告を自分で、かつ無料で簡単に行うには「e-Tax」を利用するのがおすすめです。
こんにちは、お金に詳しい産婦人科医のDeppです。 確定申告の時期が刻一刻と近づいています。 確定申告の基本についてはこちらをチェック! [sitecard subtitle[…]
e-Taxを使えば確定申告がネットで完結します。
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税務署に提出するときより還付金が早く振り込まれるのもメリットです。
e-Taxでの確定申告の方法は3種類あります。
- 印刷して税務署に直接提出(郵送)する
- e-Tax(マイナンバーカード方式)で提出
- e-Tax(ID・パスワード方式)で提出
おすすめの方法は「e-Tax(ID・パスワード方式)で提出」です。
去年から私はこの方法で確定申告しています。
一度税務署でIDとパスワードを発行する必要がありますが、10分ほどの手続きで来年からは税務署に行かずに済みます。
「印刷して税務署に直接提出(郵送)する」場合、IDやパスワードは必要ありません。
サイトで作成し、税務署に源泉徴収票やもろもろの証明書を持っていかないといけません。
3種類の中では一番原始的?と言えます。
「e-Tax(マイナンバーカード方式)で提出」はいずれ主流になるかもしれませんが、現時点ではやや手間がかかります。
マイナンバーカードとICカードリーダライタ(もしくは対応するスマホ)が必要であり、ブラウザーの指定もあるため使いづらい印象です。
ためしに使ってみようとしましたが、ブラウザーがうまく起動できず断念しました。
申し訳ありませんがこの記事では割愛します。
今回は「e-Tax(ID・パスワード方式)で提出」する方法で解説していきますが、どの方法を利用しても基本操作は同じです。
サイトの案内通りに作業すればどんどん申告書が完成していきます。
必要書類の確認
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確定申告のためには様々な書類が必要です。
いざ確定申告を始めてから必要書類を探すとわけがわからなくなってしまうので、次の書類は最低限用意しておきましょう。
- 源泉徴収票
- 寄附金受領証明書(ふるさと納税している場合)
- 小規模企業共済等掛金控除証明書(iDeCoを利用している場合)
- 生命保険料控除証明書(生命保険などに加入している場合)
- 地震保険料控除証明書(地震保険に加入している場合)
- 医療費領収書(医療費控除やセルフメディケーション税制を利用する場合)
それぞれの必要書類についてはこのあと詳しく解説します。
とりあえずわかる範囲で用意してください。
「e-Tax(ID・パスワード方式)で提出」する場合はこれらに加えて「ID・パスワード方式の届出完了通知」が必要です。
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去年税務署で確定申告している場合は申告書の控えとともに交付されているはずです。
詳しくは国税庁の「ID・パスワード方式で申告するための準備」を確認してみてください。
確定申告の下準備
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最低限の準備が整ったら国税庁のサイトにアクセスしましょう。
「作成開始」をクリックします。
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この画面で「保存データを利用して作成」をクリックすると、作成中のデータから作成を再開できます。
これを使うとIDやパスワードの入力を省くことができるので便利です。
データの保存方法は作成画面の説明時に解説します。
提出方法の選択画面です。
今回は「ID・パスワード方式」を利用します。
(「マイナンバーカード方式」と「印刷して提出」の解説はしませんが、画面の案内通りに進めば作成画面まで行けます。作成画面からの入力方法はいずれも共通です。)
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推奨環境と利用規約を確認したら右下の「利用規則に同意して次へ」をクリックします。
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前のページに戻りたいときは必ず画面に表示される「戻る」ボタンを使うようにしてください。
ブラウザーの戻るボタンだとうまく戻れません。
利用者識別番号等の入力画面です。
初めに用意した「ID・パスワード方式の届出完了通知」の情報を入力します。
入力できたら「次へ」をクリック。
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「OK」をクリックします。
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「住所等の情報の確認・訂正」画面です。
引っ越しなどで住所の変更があった場合は訂正しましょう。
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最後のステップで1月1日時点での居住地を入力する項目が出てきますが、ここでは現在の居住住所を入力すればよいです。
必要があれば訂正、なければ「申告書等を作成する」をクリックします。
「作成する申告書等の選択」画面です。
「所得税」を選択します。
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「入力方法の選択」画面です。
真ん中の「左記以外の所得のある方」を選びます。
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これを選べばすべての所得に対応するので、こっちを選択しておけば間違いありません。
初期設定画面です。
画像のようにチェックして「入力終了」をクリックします。
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下にある「所得・所得控除などの入力フォームについて」にチェックを入れておくと、作成画面が申告書様式で表示されます。
この方が直感的に入力できるのでおすすめです。
次のような画面が表示されます。
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これがメイン画面になり、下準備はこれで終了です。
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画面の下までスクロールすると、「入力データの一時保存」というボタンがあります。
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こちらをクリックするとデータを保存しておくことができます。
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データを保存しておけば、はじめに出てきた「保存データを利用して作成」からデータを読み込んで作成を再開することができます。
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なによりのメリットは最初のパスワード入力などを省略できることです。
とりあえず保存しておくことをおすすめします。
準備は整いました。
それでは気合を入れて確定申告を始めていきましょう。
必要項目の入力
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メイン画面にはさまざまな項目があります。
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極論をいうと、大事なのは左の列にある「収入金額等」と「所得から差し引かれる金額」だけです。
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その他の項目は勝手に入力されるか、特殊なケースでしか必要ありません。
むしろこの中にも関係ない項目が含まれています。
大事なところだけピックアップしていきましょう。
「収入金額等」の入力
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収入に関連する項目をすべて入力します。
こちらで解説していますので確認してください。
ここではe-Taxの「収入金額等」の入力について解説していきます。 確定申告の方法と「所得から差し引かれる金額」についてはこちらを確認してください。 [sitecard subtitle=あわせて読みたい […]
「所得から差し引かれる金額」の入力
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控除に関連する項目をすべて入力します。
ここが節税のカギです。
こちらで解説していますので確認してください。
ここではe-Taxの「所得から差し引かれる金額」の入力について解説していきます。 確定申告の方法と「収入金額等」の入力についてはこちらを確認してください。 [sitecard subtitle=あわせて読み[…]
入力内容の確認
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一通りの入力が終わったら、入力した内容を確認してみましょう。
こちらに記載されている金額の合計が「年収」になります。
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年収を聞かれたらこの金額を答えましょう。
上の場合は12,082,000円になります。
続いて「所得金額」の「合計」を見てみましょう。
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この金額が「所得」と呼ばれます。
控除がなければこの金額に対して税金がかかります。
次に「所得から差し引かれる金額」の「合計」です。
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この金額を先ほどの「所得」から差し引くと、実際に税金がかかる「課税所得」になります。
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その下に表示されているのが実際に払う必要がある税額です。
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税金はすでに勤務先から源泉徴収(天引き)されているはずです。
それを計算し、払いすぎているか足りないかはこちらで確認できます。
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足りなければ「納める税金」、払いすぎていれば「還付される税金」にそれぞれ金額が表示されます。
今回の場合は1,121,195円還付金を受け取ることができるということになります。
最後の仕上げ
入力内容が確認出来たら最後の仕上げに移りましょう。
確定申告ももうすぐ終わりです。
メイン画面の下の方にある「入力終了(次へ)」をクリックします。
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還付される(または納める)金額が表示されるので「OK」をクリック。
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次のような画面が表示されるので「入力終了(次へ)」をクリック。
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次のような画面が表示されます。
はじめに銀行口座を入力しましょう。
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本人名義の口座である必要があるので注意しましょう。
続いて住所の確認です。
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はじめに入力した情報が記載されているはずです。
訂正があればここで直します。
転居による住所の変更があった場合は画像の「いいえ」をクリックし、1月1日の住所を記載します。
「申告書を提出する税務署」は自動的に入力されているはずです。
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「整理番号」や「提出年月日」は入力する必要はありません。
氏名等の確認です。
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こちらも初めに入力した情報が記載されているはずです。
必要があれば訂正しましょう。
入力が終わったら一番下の「次へ進む」をクリック。
念のため入力データを一時保存してもいいと思います。
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マイナンバーの入力画面です
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わかれば入力し、わからなければ空欄のままで「次へ進む」をクリック。
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次のような警告が出てきますが、わからなければ「いいえ」をクリック。
確認画面が表示されます。
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チェックが入った状態のままにしておきます。
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指示に従って「帳簿表示・印刷」をクリックします。
確定申告書が表示されるので、一応目を通します。
この時点で保存しておく必要はありません。
確認が終わったら「次へ進む」をクリックします。
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送信準備画面です。
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大丈夫そうなら「次へ進む」をクリック。
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パスワードを入力して「送信する」をクリック。
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次のような画面が表示されます。
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これで確定申告の提出は完了です。
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確定申告の提出は終わりましたが、この後もうすこし大事な作業があります。
数分だけお付き合いください。
「受付結果を確認する」をクリックしましょう
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確認出来たら「送信票等印刷へ進む」をクリック。
印刷画面が表示されます。
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すべてチェックが入った状態で「帳簿表示・印刷」をクリック。
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完成した確定申告書を確認することができます。
印刷はどっちでもいいですが、必ず保存しておくことをおすすめします。
住宅ローンを組むときに必要になります。
保存が終わったら「次へ進む」をクリック。
最後の画面です。
入力データは念のため保存しておきましょう。
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証明書の提出について記載されていますが、通常の医療費控除であれば提出は不要です。
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時間があればアンケートに答えましょう。
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私は一応回答しました。
すべてが終わったら「終了する」をクリック。
確認のポップアップが出るので「はい」をクリック。
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確定申告のトップ画面に戻ります。
これで確定申告は本当に完了です。
おつかれさまでした。
まとめ
e-Taxでの確定申告の方法を解説しました。
初めてだと確かに煩雑に感じるかもしれませんが、お金を払ってやってもらうほどのことでもありません。
どれほど税金を払っているのかもわかったかと思います。
なにより自分で確定申告したことで、マネーリテラシーが磨かれたはずです。
これで来年からも自分で確定申告できますね。
「脱税は禁忌、節税は第一選択」であることを忘れず、来年の確定申告に向けて節税に力を入れていきましょう。