こんにちは、最近FIREについて勉強中のデップです。
みなさんは「FIRE」をご存知ですか?
FIREとはFinancial Independence, Retire Earlyの頭文字をとったものであり、「経済的に自立し、早期退職する」ことを意味します。
最近はちょっとしたFIREブームなので聞いたことがある方も多いかもしれません。
FIREについて調べて気になるのは「医師がFIREするのはどうか」ということ。
「医師もFIREできるの?」
「医師もFIREしていいの?」
私の結論は
なぜそのように考えるか、FIREについて学んだ内容やFIREを考えている医師のブログなどを考察していきたいと思います。
この記事の内容
- FIREとはなにか
- 医師が執筆したFIREに関するブログ記事の紹介
- FIREの考察と結論
FIREとはなにか
冒頭で説明したとおり、FIREとは「経済的に自立し、早期リタイアする」ことです。
簡単に言うと投資信託や株式の配当などの不労所得で生活費をまかなうということです。
短期投資で成功するのはハイリスクで失敗する可能性がありますが、長期投資であれば高収入でなくても誰でも達成可能です。
こちらの動画では30歳でFIREした方を紹介しているので、ぜひ一度観てみてください。
とりあえずこれだけは押さえておきましょう。
- FIREは誰でも実現できる
- FIREするにはある程度の準備と時間が必要
ちなみに働く量を減らし生活費の半分を不労所得でまかなう「サイドFIRE」という考え方もあります。
完全なFIREよりも敷居が低く、サイドFIREしてからFIREを目指すこともできます。
それでは本題ですが、医師がFIREを目指すのはどうなのでしょうか?
医師✕FIREのブログ記事紹介
「医師 FIRE」で検索すると結構ヒットします。
私のようにFIREに興味を持つドクターは多いんですね。
今後もこういうドクターは増えていくと予想します。
ここでは「医師が書いているFIREに関するブログ記事」を5つピックアップし、3行にまとめて簡単に紹介したいと思います。
医師のFIREについて考えてみた。
- 医師の魅力が減ればFIREしたい医師が増えるのは自然
- 子供の学費などを考えると卒後25年でFIREが合理的
- FI(経済的自立)は早めに到達してRI(早期リタイア)はいつでもいいのではないか
Googleの検索でトップに出てくる内科医 四苦八苦さんの記事です。
積極的に経験を積むために若い時にお金を使うのはいいですが、生活水準を上げないように注意するようにと書いてあります。
一般的に医師は仕事中毒であることが多いので、FIREで仕事がなくなり病んでしまう可能性についても触れられています。
医師こそFIREを目指すべき3つの理由
- 医師程FIREに最適な職業はない、医師こそFIREを目指すべき
- 医師なら一般的にFIREを遠ざける壁をクリアできる
- 仕事を辞められない理由を並べず、今すぐFIREに向けた計画を立てるべき
精神科医のFIREに関する記事です。
この記事以外にもFIREに関する記事を多く執筆されています。
メリット・デメリットが具体的に書かれており非常に参考になります。
医者がFIRE・セミリタイアしたいならやってはいけないコト
- 医師は容易にFIRE可能だがやってはいけないコトがある
- 無計画な結婚でFIREが不可能になるかもしれない
- FIREを考えている医者のカップルは最強
内科医であるドクターノゾミさんの記事です。
医師がFIREを目指すうえで障害となる具体例が解説されています。
筆者はいろいろな理由でFIREを諦めたとありますが、セミリタイアはまだ諦めていません。
FIRE(Financial Independence, Retire Early)という新しい医師のライフスタイル
Contents経済的自由に到達できないシナリオFIRE(Financial Independence, Re…
- 40歳を超えた世代の医師はFIに到達できない可能性がある
- 40歳までに資産形成できたかがFIREのターニングポイント
- FIREするための生活スタイルについて
整形外科医である博士さんの記事です。
子供がいる医師家庭の教育費を含めた考察がされています。
最後に紹介されている「FIREは資本家に抗う現代のプロテスタンティズム」という記事も興味深いです。
医師のサイドFIREの始め方
- サイドFIREに必要なのは「家計の把握」「資産形成」「価値観と向き合う」
- FIREは世の中の「常識」と逆行する苦しみを感じることもある
- サイドFIRE医になって精神的な安定を得ることができた
医師13年目にサイドFIREを達成した消化器内科医Kanchanさんの記事です。
「FIREしたいなと思って調べていたある日、サイドFIREしていることに気づいたうっかりさん」と自己紹介されています。すごいです。
実際にサイドFIREしたの記事なのでとても実践的で勉強になります。
サイドFIREのためにやってはいけないことも紹介されています。
デップの考察
私の結論は次の通りです。
そのように考える理由はこの3つです。
- 医師×FIREは最強
- 未来は予測できない
- 自分が目指す理想の医師像を見失ってはいけない
医師×FIREは最強
FIREに必要なのは「マネーリテラシー」と「資金力」です。
残念ながら「マネーリテラシー」は学校では教えてくれないので自分で学ぶ必要があります。
一方「資金力」に関しては医師であれば最初から備わっています。
FIREに必要な片方がすでに達成できているのです。
稼いだお金をマネーリテラシーで増やすことができればFIREは夢ではありません。
医師はFIREを目指すうえでスタートからアドバンテージをとれています。
未来は予測できない
10年後の自分を思い描くことはできますが、正確に予測することはできません。
今は高収入かもしれませんが、それがずっと続く保証はどこにもありません。
働き方改革により働きたくても働けなくなるかもしれません。医師の立場が今のようではなくなる可能性もあります。
今は「10年後もバリバリ現役でやっていきたい!」と思っていても、10年後になったら「ちょっと仕事の量を減らしたいかも」と考えるようになっているかもしれません。
未来は不確定要素に溢れています。
どうなるかわからないのであれば、どうなっても大丈夫なように準備しておけばいいだけです。
つまりFIは今のうちから目指し、いつでもRIできるようにしておくのがベストだと思います。(ちなみにこういう考え方を「F〇CK YOU MONEY」と呼びます。私はこの考え方が大好きです。)
自分が目指す理想の医師像を見失ってはいけない
誰もが目的を持って医師になったはずです。
「人を救いたいから」「親が医師だから」「お金持ちになりたいから」
目的は人それぞれですが、その目的と理想の医師像をFIREのために見失ってはいけないと思います。
私はお産に感動して産婦人科医になり、今は充実した日々を送っています。
正直忙しくて大変なこともよくありますが、後悔したり辞めたいと思ったことはありません。
FIREを目指し始めた今もその気持ちは変わりません。
FIREするために医師のプライドを捨てる必要はないと思っています。
確かにプライドを捨てて医師という武器を最大限に活かしてお金を稼ぎまくり、早々にFIREを達成することはできます。
このような働き方を目標にするのも全然ありだと思います。
しかし、遠回りにはなってしまうかもしれませんが、自分が求める働き方でも医師なら必ずFIREできると思います。
そのポテンシャルが医師という高収入な職業には備わっているからです。
- 医師を全うしながら並行してFIREの準備をする。
- FIREできる状態になっても納得がいくまで現役医師であり続ける。
このようなスタイルをすべての医師が目指してもいいのではないかと思います。
まとめ
医師のFIREについて医師のブログを考察し、私の考えを紹介しました。
結論は「医師はFIREを目指すべきだが目標にする必要はない」です。
そのように考える理由は
- 医師×FIREは最強→FIREに必要な「マネーリテラシー」と「資金力」のうち「資金力」はすでに備わっている
- 未来は予測できない→将来どのように働きたいかはどうなるかわからない
- 自分が目指す理想の医師像を見失ってはいけない→FIREのために自分が目指す医師像を諦めるべきではない
FIREは目指さなくてはいけないものではありません。
しかし、マネーリテラシーを学んでお金の貯め方・増やし方・使い方を学べばFIREという人生の選択肢をひとつ増やすことができます。
選択肢が増えて悪いことはありません。
FIREに向けた一歩をぜひ踏み出してみてください。
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