こんにちは、医師7年目になったお金に詳しい産婦人科医のデップです。
新研修医のみなさん、社会人デビューおめでとうございます!
これであなたも医師の仲間入りです。すでに学生時代に学んでいる内容をよりブラッシュアップしながら立派なドクターを目指してください。
一方で大学どころか義務教育でも教えてもらっていないのに、絶対に知っておかないといけないことがあります。
マネーリテラシーです。
マネーリテラシーとは「お金に関する知識とスキル」のことです。
医学の勉強も大事ですが、お金の勉強も同じくらい大事です。
この記事ではなぜマネーリテラシーが大事なのかを解説していきたいと思います。
この記事の内容
- 医師=金持ちではない!?
- マネーリテラシーとは?
- 研修医時代に浪費家だった筆者がなぜお金の勉強をはじめたのか
- 新研修医に知ってほしいマネーリテラシーの大切さ
- 医師×マネーリテラシー=最強
はたして医師は金持ちなのか
厚生労働省の平成28年賃金構造基本統計調査によると、医師の平均年収は約1,240万円です。
年間給与1,000万円以上の人は全国民5%であることを考えると、高収入であることに間違いはなさそうです。
次のグラフを見てもその差は明らかですね。
出典:医師の平均年収・ボーナス事情|比較シミュレーションで比べてみよう
結論から言うと、「高収入=金持ち」ではありません!
当然ですが、いくら稼いでもその分使っていたらお金は増えません。
しかも収入が多いと払わなくてはいけない税金も増えます。
なにも考えずに高い家賃の家に住んだり、散財していてはいくら稼いでもお金は無くなっていきます。
知識がないとお金は増えません。
お金を上手に増やすために必要なのが「マネーリテラシー」です。
マネーリテラシーとは?
マネーリテラシーとは「お金に関する知識とスキル」のことです。
税金や社会保険、投資や節税、貯金などお金に関連するすべての内容が含まれます。
なぜか義務教育では教えてくれないので、独学で身につけるしか方法がありません。
マネーリテラシーがあるかないかは資産形成に大きな影響を与えます。
例えばiDeCoをやった場合とやらなかった場合で考えてみましょう。
年収1,240万円の人が30歳から60歳まで毎月1万2千円を利率5%で運用したとします。
「ふーん」くらいに考えてください。
60歳時点での節税額は約256万円、運用により増えた金額は約567万円になります。
ただ銀行に預けていた場合と比較するとその差は合計800万円以上になります。
これは一例にすぎませんが、マネーリテラシーがないと見逃せないレベルの損をする可能性があるのです。
マネーリテラシーがあれば、iDeCoに限らずいろいろな方法でお金を増やすことができます。
しかし、マネーリテラシーがないために多くの医師がお金を上手に増やせていません。
理由は単純で、今困っていないからです。
医師は高収入なので優雅な生活を送ることができます。
高級レストランにも頻繁に行けるし、高級車に乗ることもできます。
これは今お金があるからであって、収入がなくなったらそうはいかなくなります。
退職後に資産がなければ生活のレベルを落とさないといけません。
生活のレベルを落とすのはかなりの苦痛を伴います。現代人からスマホを取り上げ、ポケベルを渡されるようなものです。
私はそんな生活耐えられません。
マネーリテラシーを磨けば生活に困らない老後を過ごすことができます。
老後だけでなく、現在の生活にも余裕が生まれます。
FIRE(Financial Independence / Retire Early :経済的に自立した早期退職 )して優雅なセカンドライフを送ることもできるかもしれません。
お金とは死ぬまで付き合っていくことを考えると、マネーリテラシーは人生を通して使える素晴らしい財産と言えます。
どのような人生を歩むかはマネーリテラシーにかかっていると言っても過言ではありません。
研修医時代の筆者の話
いえ、むしろ逆です。
浪費三昧で銀行口座の預金額は毎月10万円以下でした。(笑)
研修医時代の私はなかなかの浪費家でした。
週に何回も飲み会に行き、欲しいものはなんでも買っていました。
お金がないときはカードで分割払いをするという見事な自転車操業。ほんとよくそんなことやってたなと思います。(笑)
楽しかったのは事実ですが、あとに残ったのは思い出だけです。
詳しくは「研修医のためのお金の話~無知な医者がお金を学んだ理由~」で紹介していますが、結婚して貧乏生活を経験したことがきっかけでマネーリテラシーの勉強を決意しました。
はじめはさまざまな本やブログを読んだり、見よう見まねで投資や節約・節税をやっていました。
その後も勉強と実践を継続したことで、どうすれば上手にお金と付き合っていけるのかがわかってきました。
直近の1年間で金融資産は1,000万円増え、確定申告では180万円以上の還付金を受け取りました。
今は7年以内に資産を1億円にすることを目標にしています。
私の場合は貧乏を経験したことがマネーリテラシーを勉強するきっかけになりましたが、別に経験しなくてもマネーリテラシーを磨くことはできます。
研修医時代から学んで実践していれば、もっと違った目標を立てていたと思います。
「今の知識があればこうしていた」という情報を、新研修医の先生たちには伝えたいと思っています。
新研修医の先生たちに伝えたいこと
収入が多いだけではお金持ちにはなれません。
医師だとしても何もしなければ金持ちどころか小金持ちにもなれません。
QOL(Quolity of life:生活の質)を下げずにお金を増やす方法はいくらでもあります。
やり方を間違えなければ早く始めて悪いことは一つもありません。
そしてなにより、お金が増えるのは楽しいです。
新研修医の先生たちには、私のような経験をしないように今のうちからマネーリテラシーを勉強してほしいと思います。
さっそく勉強したいのであればこの本がおすすめです。
私も読みましたが、お金にまつわる大事な話が詰まっています。
他にも良書はたくさんありますが、何か一冊選べと言われたらこの本をオススメします。
Youtubeもあるので、これを観るだけでも同期や先輩たちと大きな差を作ることができます。
リベ大は私も大好きで非常に勉強になりますが、リベ大のメインターゲットは一般人であり医師ではありません。
医師だからこそできるマネーリテラシーの活かし方ももちろんあります。
このブログでは医師に特化したマネーリテラシー教育を目的にしています。
後悔はさせないので、是非読み込んでみてください!
まとめ
- 「医師=金持ち」ではない!→正しいマネーリテラシーがないと小金持ちにすらなれない
- マネーリテラシーは一生の財産!→人生のどのタイミングでも活用できる
- マネーリテラシーを早く勉強し始めて悪いことはない!
- お金が増えるのは楽しい!
医師は高収入ですが誰もが金持ちになれるわけではありません。
何もしなければ高い税金を払うだけのお人よしになってしまいます。それではお金は喜びません。
マネーリテラシーを磨けば、お金を増やす方法はいっぱいあることに気づけます。
必ずしも難しい知識は必要ありません。誰にでもできるし、やる権利があります。
最後にひとつお伝えしたいことがあります。
あまり大きな声では言いたくありませんが、「医師×マネーリテラシー」は最強です。
努力して医師になった以上、その特権を最大限に活かして楽しくお金を増やしましょう!
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