【SBI・楽天・マネックス】初心者のためのNISA証券会社の選び方【一般NISA編】

  • 2019年12月4日
  • 2020年12月13日
  • NISA

こんにちは、お金に詳しい産婦人科医のDeppです。

前回は株式投資を始める第一歩としてNISAをおすすめしました。

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株式投資はリスクを伴うため絶対にやった方がいいとは言えません。

しかし、資産形成の強力なツールになる可能性も秘めています。

やるかやらないかはあなた次第ですが、使える武器は有効に活用してください。

さて、NISAですが、iDeCoと同様で始めるためには証券口座が必要です。

証券口座とは株式や投資信託のやり取りをするための窓口です。

証券会社で証券口座を作ることではじめてNISAやつみたてNISAができるようになります。

調べてみるといろいろな証券会社でNISAの運用ができることがわかります。

選択肢が多いのはありがたいですが、多すぎるとどこにするべきか迷ってしまいます。

私はSBI証券でNISAの運用を行っていますが、初心に戻り、今から自分が口座を開設するならどこにするかを考えてみました。

NISAには一般NISAとつみたてNISAがありますが、今回は一般NISAに着目します。

ということで、一般NISAのおすすめ証券会社を比較していきたいと思います。

この記事の内容

  • 一般NISAにおすすめな証券機関の紹介

選ぶなら絶対ネット証券

証券口座は銀行や証券会社、ネット証券で開設することができます。

大事なことなので初めに行っておきますが、対面式の銀行や証券会社は絶対にダメです!

「投資に詳しくないから対面式の方が安心」と思うかもしれませんが、販売業者からしたら無知なカモが高級ネギをしょってヒョコヒョコ現れたも同然です。鴨鍋待ったなしです。

販売業者も生活が懸かっているため、無駄に手数料が高かったり私たちにとっておいしくない商品を勧めてくる可能性が高いです。

これは保険についてもいえることですが、誰かが勧めてくる商品は基本的に選ばないようにしましょう。

ここまで言って私がNISAを勧めるのはおかしな話ですね。

もちろん、私の話も全て真に受ける必要はありません。

参考程度にとどめてください。

本題に戻ります。

NISAを始めるならずばりネット証券がおすすめです。

ネット証券は対面式の窓口を持っていないので、変な商品をごり押しされることはありません。

その他次のようなメリットもあります。

  • 人件費が抑えられているため手数料などが安め
  • 口座開設から取引までがネットで完結する

逆に次のようなデメリットもあります。

  • トラブル時の対応が面倒(すべて電話かメール対応)

以上を踏まえても絶対にネット証券がおすすめです。

ということでこの記事ではネット証券しか比較しません。

どのネット証券がいいか

ネット証券までは絞りましたが、ネット証券にもいろいろあります。

Googleさんでいろいろと調べたところ、検討すべきは次の3つという結論に至りました。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券

iDeCoのときもこの3社でした。

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この3社に限定した理由は以下の通りです。

①売買手数料が無料

一般的に株式の売買をする場合は購入時と売却時に手数料が発生します。

金額は証券会社ごとに異なります。NISA口座の場合はこの手数料が無料のところが多く、この3社は国内株式であれば無料です。

また、海外ETF(インデックスファンドの株式バージョン)の買付手数料もこの3社は無料になっています。

②取扱商品

証券会社で取り扱っている商品しか株式の売買を行うことはできません。

自分が購入したいと思った株式が取り扱われていないと元も子もありあせん。

NISAでは海外株式の売買もできますが、この3社は海外株式の取り扱いも行っています。詳細は後述します。

それでは早速比較していきたいと思います。

SBI証券

ネット証券の中では人気の証券会社です。

  • 口座開設者数ネット証券No.1
  • NISA口座開設者数ネット証券No.1

だそうです。

私が読んだお金関連の書籍でもだいたいSBI証券(以下SBI)が勧められていました。

私はあまり深く考えずにSBIにしましたが、今のところ困ることなく利用できています。

ちなみにiDeCoの徹底比較ではSBIが一番おすすめという結論になりました。

iDeCoとNISAを同じ証券会社で運用する必要はありません。

同じにすると新たに口座を作る手間は省けますが、手間は惜しむべきではありません。

よく考えたうえでどこにするか決めてください。

SBIの特徴はなんといってもその取り扱いの幅広さです。

国内株式はもとより、IPO株(新規上場前の株)や投資信託もダントツで充実しています。

投資信託は2,560本(ノーロード1,284本)とトップレベルです。

海外株式に関しては米国、香港、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア株を取り扱っています。

SBIではPTSという夜間取引にも対応しています。

基本的に株式の取り引きは平日の9:00~15:15しかできませんが、SBIであればPTSで時間外でも証券取引所を介さずに株式の売買を行うことができます。

SBI証券は住信SBIネット銀行とリンクさせることができます。

リンクさせた口座のことを「SBIハイブリット預金」といい、銀行の口座と証券口座のお金の行き来をスムーズに行うことができます。非常に便利です。

必要な時に必要な分だけ証券口座にお金を移動できるので重宝しています。

住信SBIネット銀行はお金を管理する銀行口座としておすすめなので、SBI証券を利用するなら絶対にネット銀行も使った方がいいと思います。

住信SBIネット銀行についてはこちらでも紹介していますのでよかったら確認してみてください。

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株式の取り引きはパソコンだけでなくこちらのアプリからもできます。

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一般的に必要な情報も確認できますし、株式の売買も簡単にできます。

いちいちパソコンを開くことなく使えるので、私は基本的にアプリで株価をチェックしたり取引を行ったりしています。

欠点は株の検索ツールが微妙なところです。株の検索はウェブのほうがいいと思います。

総合的にみたら非常に評価の高いネット証券です。

 
ぶたぶた君
どうすればわからないけどとりあえずNISAをはじめたい

という方はSBI証券でいいと思います。

SBI証券

楽天証券

続いて紹介するのは楽天証券(楽天)です。

規模はSBIに劣るかもしれませんが、NISA口座としてはよくSBIと比較されておりやはり人気の高いネット証券です。

私のNISAはSBIですが、楽天の口座も持っていてポイントを使って投資信託の運用を行っています。

SBIには劣りますが楽天の取り扱いも悪くないです。

投資信託は2,540本以上(ノーロード1,300本以上)であり、米国・中国・アセアン株式も取り扱っています。

もちろん海外ETFも十分取り扱っています。SBIのようにPTSにも対応しています。

しかし、残念ながらIPO株の取り扱いは行っていません。

IPO株への投資を考えるのであれば楽天は避けた方がいいかもしれません。

楽天には「マネーブリッジ」というサービスがあります。

これはSBIのハイブリット預金のような制度ですが、楽天の方はメリットは大きいです。

マネーブリッジは楽天証券と楽天銀行をリンクさせるサービスです。

取り引きの際は自動的に楽天銀行から資金が移動するため、お金を移動させる手間はありません。

また、マネーブリッジをすると楽天銀行の普通預金金利が0.1%(税込)になります。

以前紹介したあおぞら銀行には及びませんが、他行と比較すると非常にいい金利です。

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私はこのサービスを利用して日常生活のお金と緊急用のお金は楽天銀行にプールしてます。(貯金の考え方についてはこちらで解説しているので参考にしてください。)

NISAをやらないとしても、楽天ユーザーであれば取り入れて損はないと思います。

楽天でもアプリで株式の取り引きを行うことができます。

iSPEED - 楽天証券のモバイル・トレーディングツール

「iSPEED」は、対応のスマートフォン端末をお持ちのお客様であれば、どなたでも無料でダウンロードをしていただくことがで…

私はあまり利用していませんが、基本的にSBIと同じことができるはずです。

検索ツールは少なくともSBIよりは優れていると思います。

楽天ユーザーであれば楽天証券を選ぶのはいい選択肢だと思います。

楽天証券

マネックス証券

最後に紹介するのはマネックス証券(以下マネックス)です。

マネックスもSBI・楽天に並んでNISA口座としてよく勧められている証券会社です。

私は利用していませんが、調べた範囲で特徴を説明していきたいと思います。

マネックスの強みは外国株の取り引きです。

取り扱いは米国株と中国株のみですが、取り扱い銘柄数はそれぞれ約3,300銘柄、2,300銘柄とダントツです。(ちなみにSBIは約1,500と1,400、楽天は約1,600と900銘柄です。)

他の証券会社では外国株の取り引きで手数料が発生しますが、マネックスは手数料がキャッシュバックされます。

外国株に興味があるのであればマネックスは外せないです。

マネックスはIPO株も取り扱っています。

投資信託は約1,100本(ノーロード約800本)です。SBIや楽天には負けますが、一般NISAでの投資信託の運用は効率が悪いので特に気にする必要はありません。

SBIや楽天とは違いPTSは未対応です。

マネックスでもアプリで取引をすることができます。

マネックス証券

パソコンはもちろん、スマートフォン、タブレッと端末で利用できる。iPhone、Androidで取引できる「マネックストレ…

アプリで取り引きができるのはSBI・楽天と変わりませんが、「トレードステーション米国株 スマートフォン」では米国株式の取り引きができます。

私は利用していないので詳細はお伝えできませんが、これはSBIや楽天にはないサービスです。

外国株式、特に米国株式をNISAで運用したいのであればマネックス一択だと思います。

マネックス証券

まとめ

一般NISA口座の証券会社としてSBI証券、楽天証券、マネックス証券を比較してみました。

難しいことを抜きに考えるのであれば

  • 楽天ユーザーなら楽天証券
  • 米国株ならマネックス証券
  • 無難に行くならSBI証券

という感じですかね。

一般NISAに関して言えば、いずれにせよ私はSBI証券を選んでいたと思います。

決め手は取り扱いの幅広さです。今回は比較していませんが、つみたてNISAなら楽天証券にしていたと思います。

今後米国株の運用も始めるとしたらマネックス証券も取り入れると思います。

是非一般NISA口座検討の一助にしてみてください。