貯金の準備〜ハブ空港を作る〜

こんにちは、産婦人科医5年目のDeppです。

 

前回は貯金の考え方についてお話ししました。

あわせて読みたい

こんにちは、産婦人科医5年目のDeppです。   給与明細が読める(読影できる)ようになった今、いよいよお金を実際に動かすところまで来ました。 [sitecard subtitle=あわせて読みたい url=[…]

簡単にまとめると、お金は

  • 日常生活のお金(国内旅行)
  • 緊急用のお金(海外旅行)
  • 老後用のお金(宇宙旅行)

にわけるのが得策です。

お金の旅行先についてはわかったかと思うので、今回は旅行のためのハブ空港を持つことについてお話します。

ハブ空港を持つことで、コストを抑えてお金を上手に移動させることができるようになります。

ATMの手数料や振込手数料を払っていた自分とお別れをしましょう。

社会人になりたての方の参考にもなるかと思いますので、興味があったら是非読み進めてみてください。

この記事の内容

  • お金が自動的に移動する「ハブ空港」の使いこなし方
  • おすすめのネット銀行

ハブ空港

ハブ空港とは、飛行機路線の中心となる空港のことです。

飛行機が集まり、そして様々なところに旅立っていきます。

お金を国内旅行や海外旅行、宇宙旅行に行かせるのであれば、便利なハブ空港(銀行口座)を利用するに越したことはありません。

上手に利用すれば面倒な作業や無駄なコストを大幅に抑えることができます。

ハブ空港としておすすめの銀行

結論から言います。

ずばり住信SBIネット銀行です。

知っている方もいるかと思いますが、ネット銀行ランキングでは常に上位にある銀行です。

ネット銀行とは、実店舗を持たず、主にインターネットで取り扱う銀行のことです。引き落としや預け入れは主にコンビニのATMで行います。振り込みはインターネットでできるので、銀行まで足を運ぶ必要すらありません。

店舗を持たない、ATMは既存のものを使うといったことでコストが削減されているため、メガバンクにはない様々なメリットがあります。

私もネット銀行をいくつか持っていますが、ハブ空港として利用しているのは住信SBIネット銀行です。

住信SBIネット銀行のメリット

数あるネット銀行の中で、どうして住信SBIネット銀行(以下SBI)がオススメなのか。私の経験をもとにメリットを紹介していきます。

ATM手数料

SBIには利用状況に応じてランクというものが存在し、そのランクによってATM手数料が何回か無料になります。

ランクとATM無料回数

ランク1 月2回
ランク2 月5回
ランク3 月7回
ランク4 月15回

ランクについてはあとでお話しますが、私はランク3なので一月あたり7回ATMを無料で使うことができます。

1ヶ月に7回もATMを利用することはないので困ったことはありません。(そもそもお金の引き落としは多くても月3回までにしましょう。私は基本的に1回しか使わないようにしています。)

100万円預けても1年で10円の利息しかもらえないこの世の中で、お金を下ろすために108円支払うのはアホらしいです。

これだけでもSBIを使うのは有意義と言えます。

振込手数料

ATM手数料と同様に、振込手数料もランクに応じて無料になります。

ランクと振込無料回数

ランク1 月1回
ランク2 月3回
ランク3 月7回
ランク4 月15回

振り込みという作業はお金が自分から離れていく云わば苦行です。手数料まで取られたら、もはや泣きっ面に蜂です。

さらに医師の場合は様々な学会に入ることが多く、そのたびに学会費を振り込みで支払うことになります。

私はこのシステムのおかげで長らく振込手数料を払っていません。医師にとっては是非利用したいシステムです。

ちなみにSBIの口座間の振り込みはもともと無料です。

ATM手数料と振込手数料が無料になることで、日常生活のお金の移動(国内旅行)のコストを抑えることができます。

ランクについて

ランクを上げるためにはいくつかの条件をクリアする必要があります。私の場合、

  • 外貨預金(南アランド6円/初期に1回預けたのみ)
  • 純金積立(1025円/月)
  • SBIハイブリット預金(無料で作成/後述)

でランク3の判定になっています。

定額自動振込サービス

設定をすれば、毎月決まった日に特定の口座に自動的に振り込みを行ってくれるシステムです。もちろんランクに応じた回数内であれば無料です。

例えば、家賃を毎月振り込んでいるのであればその手間をなくすことができます。

このサービスは緊急用のお金(海外旅行)で本領を発揮します。

毎月指定した額を他の口座で貯金するのであれば、定期預金のように利用することができます。

私もこのサービスでより金利のよい口座に毎月自動で振り込みを行っています。

設定も簡単、いつでもすぐに金額や振り込み先を変更できるためありがたいシステムです。

定額自動入金サービス

これは便利です。

自分の他の口座から、毎月無料でSBI口座にお金を移動させることができます。

給料の振り込み口座をSBIにするのがベストですが、今設定している口座から変更する手続きは正直面倒くさいです。

このサービスを利用すれば、別の口座に振り込まれる給料を自動でSBIに集めることができます。

まさにハブ空港です。

自動入金と自動振込を利用すれば、間違いなく貯金ははかどります。無論、私もフルで活用してます。

SBIハイブリッド預金

住信SBIネット銀行をSBI証券と連携するとSBIハイブリッド預金という口座を持つことができるようになります。

いきなりよくわからない言葉が出てきましたが、簡単に説明します。

SBI証券は日本では大手に部類される証券会社です。

証券会社とは主に株などの取り引きをする会社のことです。通常の株取り引きに加え、NISAやiDeCoを利用するためにも証券口座を持つ必要があります。

つまり、SBI証券と連携させてSBIハイブリッド預金口座を持てば、NISAやiDeCoの管理も同時に行うことができるようになります。

私も利用していますが、NISAで株を買うためのお金も簡単に動かせるのでストレスがありません。

iDeCoについても、SBI証券は選択肢が多く、一般的な評価は高いです。

老後用のお金のための宇宙旅行をするためにもSBIの利用価値は高いと言えます。

住信SBIネット銀行のデメリット

いいことばかりではなく、いくつかのデメリットもあるのであげていきます。

金利

SBIの普通預金の金利は0.001%とメガバンクと同じ水準です。

定期預金にすれば多少はいいですが、お金を成長させるにはあまりいい場所とは言えません。

空港は住むための場所ではない(空港に住んでる人の映画はありますが)ので、私はお金をSBIには長居させずに旅行に行かせてます。

トラブル時の対応

他のネット銀行もそうかもしれませんが、店舗がなく人件費も削減されているため、トラブルがあったときに困ることがあります。

カードの盗難や紛失時は24時間電話対応してもらえるみたいですが、マイナートラブル時は基本的にメールでの対応になります。

カスタマーセンターに電話することもできますが、携帯だと10円/20秒かかる上に謎の音楽を長時間聴かされることもあるため、あまり利用したくありません。

メールの対応が遅いわけではないのでいいですが、早く解決したいトラブルの場合は困ることがあります。

こればっかりは仕方ないですかね。

しかしこれを考慮してもそれ以上にメリットは大きいと思います。

まとめ

今回はお金を移動させるためのツールとして住信SBIネット銀行を全面的にオススメさせていただきました。

口座はネットで無料で作れます。今利用しているメインバンクよりも便利そうだと思ったら是非検討してみてください。

もちろん他にも利用価値のあるネット銀行はあると思います。

悪い機会損失にだけは気をつけて、自分に合ったハブ空港を見つけてみてください。

 

貯金・節約の最新記事4件