【レビュー】時間革命 1秒もムダに生きるな

こんにちは、お金に詳しい産婦人科医のDeppです。

今回はこちらの本を読んでみました。

ライブドア元社長のホリエモンの本です。

 
ぶたぶた君
刑務所に入ってた人だね!

今回も楽天Koboで購入しました。

それではさっそくレビューしていきたいと思います。

レビュー

ホリエモンの本を読むのはこれで2冊目です。

はじめに読んだのはこちらです。

こっちに関しては「絶対に自分とは考え方が違うな」というスタンスで、お金に関する考え方の違いを学ぶために読んでみました。

そして今回「時間革命 1秒もムダに生きるな」を読んだわけですが、共通して感じたことは「ホリエモンは変人だな」ということです。

変人と書きましたが、悪口ではなく誉め言葉として使っているつもりです。

まず、ホリエモンは考え方が常識を外れています。

本に書かれている内容はホリエモンが実践してることがほとんどですが、これは誰もがマネできることではないです。

本人のさまざまなスキルがあるからこそなせる業であり、その通りにやったからといってホリエモンのように成功できるとは限りません。

ホリエモンの考え方ややり方が詳細に記されていますが、ホリエモン自身も全員が必ず実践すべきとは述べていません。

あくまでも成功者の一例として参考にするのがいいと思います(おそらくホリエモンは自分を成功者と思っていませんが)。

ホリエモンは時間の価値を考えるとき「多忙」と「多動」の違いに注意するようにと述べています。

恐らく多くの人が忙しいときは「多忙」な時です。これはただやらなくてはいけないことをやり続けている状態であり、心身ともに疲れてしまうあまりよくない状態です。

これに対して「多動」は、やりたいことを無我夢中にやっている状態です。

ホリエモンは自分のやりたいと思ったことをひたすらやり続けているため、充実した時間を確保できています。

確かに子供が一生懸命おもちゃで遊んでいるとき、忙しいとは思いませんからね。

その通りだと思いました。

また、ホリエモンは時間には2種類しかないと言っています。

自分時間」と「他人時間」です。

「自分時間」は自分のための時間であり、好きな仕事や趣味などをする時間です。

「他人時間」は他人のために使う時間であり、やらされている仕事や気を遣う飲み会などに使う時間です。

「自分時間」を増やし、「他人時間」を減らすのが人生の質を高める方法であると述べています。

ホリエモンは「他人時間」を減らすことに徹底しており、「そこまでやるの?」というとこまで突き詰めています。

そっくり模倣するのは難しいかもしれませんが、この2つの時間の考え方を意識すれば確かに今までの時間の考え方とは変わった見え方ができるようになりそうです。

これは普段の仕事にも活用できます。

仕事で怒られたり、人をうらやんだりすることってありますよね。愚痴を言いたくなる時もあります。

これも「他人のために時間を使っている」ことになり、減らすべき「他人時間」のひとつです。

大事なのは「自分時間」であり、他人がどうであろうと関係はありません。

こう考えるようになったところ、他人から何を言われてもくよくよする必要がないと思えるようになりました。

怒られたのであればそこから学び、すぐに前を向きなおせばいいだけです。

余計なことは考えないようにするだけです。

非常に勉強になりました。

何でも引き受けてしまうイエスマンほど時間貧乏になってしまうとありますが、耳が痛かったです。

自分しかできないことと他人に任せた方がいいことをしっかり線引きすることが大事ですね。

わかってはいるけど実践するのはなかなか難しいです。

人生を川下りに例えているのも印象的でした。

私たちはただ川に乗って流されているだけであり、あがいても流れに逆らうことはできない。

時々流れてくる「果実(やりたいこと)」にはまず飛びついて食べてみる。

おいしければそのまま追求し、まずければ次の「果実」を待つ。

そうすれば「やりたいことが見つからない」ということはなくなるはずだとされています。

果実が流れてきても手を出さずに知らんぷりすることがよくあります。

これを変えるだけで私たちの人生は全く違ったものになるのかもしれません。

この本を読むことで、いかにホリエモンが自分のやりたいことを素直に追求し続けているかがわかります。

常識を超越している内容も含まれますが、結局無邪気な子供のように一生懸命やりたいことをやっているだけです。

すべてをマネすることはできませんが、参考になる内容も多く見つけられました。

そして、うまく表現できませんが、なんだか元気をもらえた気がします。

ホリエモンの本はまた読んでみたいと思います。

こんな人におすすめ

時間の考え方だけでなく、仕事との向き合い方についても考えさせられる一冊です。

どんな人が読んでも新たな発見があるかと思います。

毎日が忙しいと感じている方、普段の仕事に疲れている方、仕事や人間関係で悩んでいる方は是非読んでみてください。

恐らく今までの考え方がガラッと変わり、新鮮な気持ちで毎日を見つめなおすことができると思います。