【実体験】新築マンション購入時の火災保険・地震保険の選び方と考え方【実際の保険料も紹介】

こんにちは、お金に詳しい産婦人科医のDeppです。

新築マンションを購入し、入居日が1か月後を切りました。

初めての自宅購入なので正直ワクワクしています。

今週末に内覧会があるので今から楽しみです。

新築マンション購入にあたり、最近は火災保険と地震保険についていろいろと調べていました。

そして悩みに悩んで東京海上日動の火災保険と地震保険に加入しました。

この記事では私が火災保険と地震保険について調べた内容と、実際にどのような契約をしたのかを紹介します。

実際の保険料についても紹介いたします。

是非参考にしてみてください。

この記事の内容

  • なぜ火災保険と地震保険に入ったか
  • なぜ東京海上日動を選んだか

火災保険と地震保険の事前調査

全く無知の状態で保険屋さんに行くのは危険です。

足元を見られてしまったら保険料が高くなったり、不要な契約をしてしまう可能性があります。

ぶたぶた君
勧められるものは疑ってかかるのが原則だからね!

最低限の知識を備えるために、まずは火災保険と地震保険について調べてみました。

火災保険についてはこちらの記事にまとめています。

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その結果、次のような結論になりました。

  • 火災保険の種類:「火災、落雷、破裂・爆発」と「破損など」
  • 補償の対象:「建物」と「家財」
  • 保険料の支払い方法:長期一括(10年)
  • 保険金額:建物 限度額;家財 500万円
  • その他の特約:個人賠償責任保険

以上の内容で検討していくことにしました。

 

地震保険についてはこちらにまとめています。

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その結果、地震保険にも加入する方向で検討することにしました。

地震保険の金額は建物と家財それぞれ火災保険の50%(最大)にするつもりです。

 
ぶたぶた君
最低限の準備はこれで大丈夫そうだね!

続いて私がとった行動は、各保険会社の見積もり請求です。

保険会社の見積もり請求

火災保険と地震保険の知識は付きましたが、相場についてはまだちんぷんかんぷんです。

ということでいろいろな保険会社の見積もりを請求してみました。

今ではネットでまとめていろいろな保険会社の見積書を請求することができます。

ぶたぶた君
便利な世の中だね…

私が利用したのは以下の2サイトです。

最低限の情報を入れることで一度に数社の見積もりを請求することができました。

保険の相場を知りたいだけだったので、特にこだわりはありません。

「価格.com」は当日中にメールで見積もりが送られてきたので助かりました。

ここでわかったことは次の情報です。

  • 保険料の総額は12~15万円程度
  • 地震保険はどこも同じ

地震保険の保険料は政府が決めた方法で算出されるため、保険会社ごとに違いはありません。

保険料の違いはそれぞれの保険会社の火災保険料によって変わるということです。

ちなみに私は住信SBIネット銀行でローンを組んだので、すでにSBI損保の火災保険の見積もりも行っていました。

SBI損保の保険料は120,950円でした。

SBI損保からは積極的に電話がかかってきていたため、「勧められたら疑え」の原則で慎重に対応していましたが、結果的に保険料は安めだということがわかりました。

友人のアドバイス

同期のドクターに起業家であり、不動産をいくつか保有している友人がいます。

信頼できる知人からの情報はGoogle先生よりもエビデンスレベルが高いので、火災保険・地震保険について相談してみました。

以下が友人のアドバイスです。

  • 売却目的の不動産では最低限の火災保険しか入っていない
  • 不動産を保有する知り合いはだいたい東京海上日動を利用している
  • 自分が住むのであれば、保険料がすごく高いわけではないからしっかり入ってもいいと思う

東京海上日動は最大手であり、保険金を支払うまでの対応が早いのでおすすめとのことでした。

実際私が保険を根こそぎ解約した時、東京海上日動の返戻金の振り込みは解約から2日と最速でした。

個人でできるのはとりあえずここまでです。

次は実際に保険屋さんとお話しするステージです。

保険屋さんにあまりいいイメージがないので、うまい話に乗せられないよう万全の気持ちを作ってから出陣しました。

「ほけんの窓口」へ行ってみた

いろいろな保険会社を比較したかったので、近所にある「ほけんの窓口」に行ってみました。

大事なのは

  • その場で即決しない
  • うまい話に乗せられない
  • 聞きたいことを明確にしておく

ということです。

連絡などはせず、殴り込みの訪問です。

結構ブースは埋まっていましたが、待つことなく空いてる方に対応していただけました。

相談時間を聞かれたので、1時間でお願いしました。

1時間であれば3社程度の比較が妥当とのことです。

はじめにそれぞれの保険会社の立ち位置について説明していただきました。

大手に分類されるのが「東京海上日動」や「損保ジャパン日本興亜」などであり、保険料は高めになるが信用が強い。

その他二番手三番手に大きな差はなく、保険料は安くできるかもしれないが不安定な一面もありうる。

とのことでした。

相談した結果、次の3社で比較することにしました。

  • 東京海上日動 もともとの第一候補
  • 楽天損保 新築であれば保険料を安くできる
  • セコム損保 オプションの変更が柔軟

物件に関する資料を持参していたので、その情報をもとに見積もりを出してもらいました。

見積もりの結果は次の通りです。

東京海上日動 125,600円
楽天損保 130,570円
セコム損保 109,370円
 
ぶたぶた君
楽天損保、別に安くないじゃん…

セコム損保は細かく保険内容を設定できたのでダントツで安くなりました。

楽天損保に関しては「破損など」をつける場合、そのほかの補償もくっついてきてしまうので結果的に高めになってしまいました。

東京海上日動は事前に請求していた他社の見積もりと比較しても悪くない金額です。

最後にいくつか質問し、次のようなことがわかりました。

  • 楽天損保などの2番手以降の会社は、最近自然災害が多かった影響で古い物件の新規契約を制限するようになった
  • 保険料を上げてきている保険会社もある
  • 東京海上日動などの大手企業はそのような制限に踏み切っていない

知らない情報だったので非常に参考になりました。

今回はお話を聞くことが目的だったので、任務完了です。

本当は奥さんと二人で話を聞く予定でしたが、子供が大暴走していたので結局一人で聞きました。

子供用のプレイスペースがあってありがたかったです。

次の予約を取り、いったん出直すことにしました。

(余談ですが、いつも外来で予約を取る側の人間なので、予約を取ってもらうのはなんだか新鮮でした。)

一度持ち帰って考える

手札はそろったので、あとはしっかり検討するだけです。

家に帰ってもう一度考え直してみました。

どこの保険会社にするかですが、友人の勧めと保険屋さんのお話を聞く限り「東京海上日動」がよさそうです。

大手である信用は大きく、倒産するリスクは低いと思われます(万が一倒産したとしても補償が全くなくなることはないそうですが)。

保険解約時の返戻金の支払いが速やかであったという経験もあるため、一番安いわけではありませんが「東京海上日動」にすることにします。

続いて保険の種類ですが、「本当にぎりぎりまで削る必要はあるのか?」という疑問が浮かびました。

そもそも火災保険は生命保険や個人年金保険と比較すると高い保険ではありません。

地震保険を除くと10年間で7万円程度なので、月額で考えると600円程度です。

月々数万円の生命保険とはわけが違います。

そう考えると、金額が大きく変わらないのであればその他の保険もつけていいのかなと思いました。

これに関しては次の予約で調べてもらいましょう。

「ほけんの窓口」二度目の訪問

待ちに待った最後の決戦です。

奥さんが体調不良のため、2歳の息子と二人で挑むことになりました。

息子よ、おりこうでいてくれ…

今回は飲み物と子供用のお菓子の提供がありました。

予約したからですかね。

当直明けだったのであったかいコーヒーは身に沁みました。

子供はほけんの窓口のお姉さんに預け、さっそく本題です。

東京海上日動にしようと思っていることを伝え、そのほかの保険もつけた場合の金額を調べていただきました。

マンションであれば「水災」は不要なので、検討すべきは「水災」以外の保険です。

まず「風災・雹災・雪災」ですが、東京海上日動ではこれらは自動的にくっついてきてしまいます。

あまり必要ないと思っていましたが、くっついてきてしまうなら仕方ありません(最初の見積もりにも含まれていました)。

これに関しては免責金額を設定することができます。

免責金額とは「ここまでの金額は自分で払ってね」という金額です。

免責金額が高い方が保険料は安くなるので、「風災・雹災・雪災」の免責金額は最大の20万円にしました。

続いて「盗難・水濡れ等」です。

東京海上日動ではこの「等」に「物体の落下」や「騒擾」が含まれます(詳しくは「【必要最低限】新築マンションを買ったときの火災保険の選び方【考え方・具体例を解説】」をご覧ください)。

これを付けた場合と外した場合の金額の差は約1万円でした。

つまり月額100円程度です。

保険料もそこまで高くなく、あとで後悔するのは嫌なのでつけることにしました。

ここで「火災など」についても免責金額を設定することができると教えてもらいました。

見積もりは免責金額0円で出していましたが、最大50万円に設定することができます。

ただし、「火災など」の免責金額を増やすと「破壊など」の免責金額も上がってしまいます。

もともと「破壊など」の免責金額は5千円でしたが、それ以上高くなってしまうと「破壊など」の補償の恩恵が小さくなってしまいます。

免責金額が大きいと、もらえる保険金が減るということです。

 
ぶたぶた君
どうせ「破壊など」をつけるんだったら免責金額は最小限にした方がよさそうだね。

「火災など」の免責金額を変えて保険料の差を調べてもらいましたが、金額は最大でも数千円程度しか変わりませんでした。

なので「火災など」の免責金額は0円のままにしました。

子供の元気さを見る限り、おそらく一度はお世話になりそうな保険なので…

ちなみに東京海上日動では「費用保険金」が自動付帯されるそうです。

具体的には

  • 修理付帯費用保険金(損害の調査費用)
  • 損害拡大防止費用保険金(消火薬剤のつめかえ費用など)
  • 請求権の保全・行使手続費用保険金(他人に損害賠償を請求するときの手続き費用)
  • 失火見舞費用保険金(火災で隣家に被害が出た時の見舞費用)
  • 水道管凍結修理費用保険金(凍結した水道管の修理費用)
  • 地震火災費用保険金(地震などによる火災で被害を受けたら支払われる保険金)

これらは外すことができませんが、失火見舞費用保険金は「類焼損害補償特約(自宅の火事による隣家の被害を補償)」をつけていない分を少しは補ってくれます。

地震火災保険費用保険金は地震保険と被っていますが、これについてはまた確認してみたいと思います。

最終的な契約内容と金額

ときおり息子の相手をしながら、1時間程度の時間をかけて次のような保険内容に決めました。

上記の内容の保険料は

138,090円(うち地震保険分72,460円)

でした。

保険に入る際は自分が理解できない契約はするべきではありません。今回はしっかりと理解したうえで決めることができたと思います。

当初よりは高くなってしまいましたが、月額で考えると900円弱になる計算です。

長期的に見ればそこまで高い買い物ではないと思います。

その場でクレジットカードで支払いを行い、ようやく火災保険と地震保険の呪縛から解き放たれました。

 
ぶたぶた君
長い戦いがついに終結したね!

あとは保険証券が届くのを待つだけです。

息子の面倒を見てくれたお姉さん、ありがとうございました。

ちなみに事故にあって保険が下りるか相談したいときは「ほけんの窓口」に連絡していいそうです。

覚えておきます。

まとめ

新築マンションを購入した時の火災保険と地震保険について、実際に契約するまでの経緯を紹介しました。

マンションを購入するとただでさえやることが山積みなのに、さらに保険について考えるのは正直大変です。

しかし、悪い保険に入らないためにもここは踏ん張らないといけないところです。

火災保険・地震保険について検討している方は、是非この記事を参考にしてみてください。