こんにちは、お金に詳しい産婦人科医5年目のDeppです。
iDeCo関連の記事が続いており、今回はその第4段です。
まとめ記事はこちら。
こんにちは、お金に詳しい産婦人科医のDeppです。 これまでiDeCoに関する記事を書いてきたので、一度まとめたいと思います。 これを読むことでiDeCoのメリットや、どうして始めるべきかが理[…]
今までの記事を読んでいれば、iDeCoを始めるべきかどうかはわかったかと思います。
そのうえで重要になってくるのが金融機関(iDeCo屋さん)の選び方です。
数ある選択肢の中からどれを選ぶべきか。解説していきたいと思います。
この記事の内容
- なにを基準に金融機関を選ぶべきか
- iDeCoにおすすめの金融機関
iDeCoと金融機関の関係
iDeCoを始めるためには金融機関でiDeCoの口座を開設する必要があります。
金融機関にはネットを含む証券会社や銀行があります。
投資信託や定期預金といったiDeCoの商品がラインナップされており、そこから選択して掛金を拠出する(商品を買う)わけです。
金融機関と聞くとなんか難しい感じがしますが、普通にお店で買い物をするイメージでいいです。
金融機関はお店であり、そのお店には金融商品が並べられています。言うならばiDeCo屋さんです。
コストコのように会員費はかかりますが、高いところもあれば安いところもあります。
お店によって取り扱っている商品は違います。選択肢が多いところもあれば少ないところもあります。
商品を選ぶならより会費が安くていいものを扱うiDeCo屋さんがいいですよね?
これが金融機関を選ぶときの醍醐味です。
- 余分な手数料がかからない
- 商品のラインアップがよい
以上を気にしながら金融機関を選べばオッケーです。
また、iDeCo屋さんは一度に2か所以上と契約することはできません。契約している金融機関以外の商品は買うことができないということです。
金融機関を途中で変更することは可能ですが、手続きが煩雑でありおすすめしません。お金もかかる可能性があります。
ですのでずっと利用し続けることを前提にしてiDeCo屋さんを選びましょう。
iDeCoの手数料
iDeCoにかかる手数料は以下の3種類です。
- 加入時手数料:加入時のみ
- 口座管理手数料:加入中/月
- 給付事務手数料:受け取り時
支払い先は次にようになっています。
- 国民年金基金連合会
- 事務委託先金融機関
- 運営管理機関
表にまとめるとこんな感じです。
簡単に説明します。
国民年金基金連合会とは一言でいうとiDeCoの大本です。iDeCoを利用する限り、ここでかかる手数料は払う必要があります。金融機関によらず一定です。
事務委託先金融機関は信託銀行のことです。前回の記事でも出てきましたが、私たちが拠出したお金を管理するとこであり、お金を守ってくれるところです。こちらも金融機関によらず一定です。
運営管理機関はいわゆる金融機関、iDeCo屋さんのことです。ここでかかる手数料は金融機関ごとに異なります。
つまり、手数料を抑えるなら運営管理機関(iDeCo屋さん)の選び方が重要であるということです。
運営管理機関の加入時手数料は無料であることがほとんどですが、口座管理手数料は無料から数百円と様々です。
仮に口座管理手数料が450円/月だった場合、年間だと5400円余分にお金がかかることになります。30年運用した場合は16万2000円です。
最近は口座管理手数料が無料の金融機関が増えているので、そういったところで口座を開設するのがおすすめです。
また、投資信託を選ぶ場合は上記の手数料に加えて信託報酬という手数料もかかります。これは商品によってピンキリですが、やはりなるべく安いものを選ぶのが秘訣です。
商品のラインアップ
iDeCoの商品数と種類は金融機関ごとに異なります。
商品数は35商品までと上限があり、それぞれの金融機関は選び抜いた商品をお店に並べています。
同じ商品を取り扱っている金融機関もありますが、商品数と数はそれぞれ違います。
必ずしも選択肢が多ければいいというわけではありませんが、少なすぎても困ります。
運用したい商品が決まっているのであれば、それを取り扱う金融機関を選べばいいと思います。
まだ決まっていないのであれば商品数が少なすぎないところを選び、そこからじっくり吟味してもいいと思います。
私の場合は後者でした。
いずれにしろiDeCoは長く付き合っていく制度です。
しっかりと自分に合った金融機関を見極めましょう。
商品数の上限
もともと取り扱う商品数に上限はありませんでしたが、法改定により2018年5月以降から商品数は35本以下にするという基準が設けられました。
36本以上だと選べなくなるからだそうです。
ほとんどの金融機関は基準を満たしていましたが、私も利用しているSBI証券はもともと62本の商品を取り扱っていました。
SBI証券は2023年までに35本まで絞り込む予定であり、すでに除外予定の商品を公表しています。
除外予定の商品はこちらで確認できます(公式サイト)。
2023年までは(オリジナルプランの場合)除外予定商品を選択することができますが、除外決定時に現金化されてしまいます。
これに対応するためにSBI証券はセレクトプランなるものを作りました。
セレクトプランであれば除外を気にする必要はありません。
商品のラインアップもこちらの方が優れているので、SBI証券でiDeCo口座を作るならセレクトプランをおすすめします。
私が開設した時はセレクトプランがなかったのでオリジナルプランで運用しています。移管手続きが面倒であり、運用している商品にも不満はないためこのままにするつもりです。
<追記>セレクトプランからオリジナルプランに変更しました
こんにちは、お金に詳しい産婦人科医のDeppです。 以前iDeCoのおすすめ商品を金融機関ごとに徹底比較した記事を書きました。 [sitecard subtitle=あわせて読みたい url[…]
おすすめのiDeCo屋さん
- 余分な手数料がかからない
- 商品のラインアップがよい
これらを踏まえて調べてみると、SBI証券・楽天証券・マネックス証券が有力候補として残るかと思います。
いずれも手数料は最小限に抑えられており、ラインアップも申し分ありません。
SBI証券
SBI証券は既存の金融機関の中では商品数がトップです。私も利用しています。
多くの選択肢から選びたいのであれば間違いなくおすすめです。
どうすればいいかわからない人のために「SBI-iDeCoロボ」という自分に合った商品を選んでくれるサービスもあります。無料なので試してみるのもありですが、今後のためにもしっかり自分で考えて選ぶことを個人的にはおすすめします。
すでにSBI証券を利用している人はSBIでiDeCoを始めてもいいかもしれません。
デメリットとしてはインターネットサイトが少しわかりづらいということです。改善してくれるとありがたいのですが…
SBI証券のiDeCoにはオリジナルプランとセレクトプランがありますが、商品のラインアップ的にもセレクトプランをおすすめします。
楽天証券
楽天が運営する証券会社です。
こちらも人気があります。
商品数は31本と十分そろってあり、楽天証券にしかない商品もそろっています。
楽天証券でNISAを含む投資を行うのであれば、iDeCoも同時に管理できるので便利です(SBI証券の場合は別IDで管理する必要があります)。
私が当時から楽天ユーザーだったら楽天証券を選択していたかもしれません。
マネックス証券
マネックス証券もよく選ばれる証券会社のひとつです
ラインアップは24本と控えめですが、新たな商品が加わる可能性も秘めています。
SBI証券にあるような「iDeCoポートフォリオ診断」というロボアドバイザーのサービスもあります。
商品が多すぎると選べないという方にはおすすめかもしれません。
その他にも多くの金融機関が存在しますが、以上の3つから選べば失敗することはないと思います。
まとめ
iDeCo屋さんの選び方について解説しました。
SBI証券・楽天証券・マネックス証券から選べばまず失敗することはないと思います。
あとは具体的にどの商品で運用したいかによりますが、このためには追加の知識が必要です。
こちらで詳しく解説しますので、参考にしてみてください。
こんにちは、お金に詳しい産婦人科医5年目のDeppです。 今回もiDeCoに関連する記事です。 まとめ記事はこちら。 [sitecard subtitle=あわせて読[…]